FC2ブログ

松尾真由美 詩のことばと言(コト)の葉と Ⅲ

旧 ヒメシジミのいろいろ詩日記

詩と写真【闇のところの赤と白】

1553359_413752655445971_6711094795424293183_o.jpg



孕まれている
不安定な内実の
まるく柔らかいところに
隙間の多い
柵が覆い
愚かしくも侵犯される
粗雑な脈絡のそらぞらしい繰り言を
拡張された損ないの欺き方を
句読点のあやまりを
排していっても
血はながれ
闇の中で赤くひかる
開くことは閉じること
そのような息吹をたずさえ
どこかにある白い器の
おだやかな体温
透けた手で
なぞってみたい


写真 森美千代 詩 松尾真由美

オキュルス・総合マガジン「Ω」第3号(ギャラリー・オキュルス)

オキュルス3号4



オキュルス・総合マガジン「Ω」第3号がでました。
書き手たちは作家・美術家・建築家などなど。


オキュルス3号3


私は森美千代さんの写真とのコラボレーションで参加しておりますが、カラーページが嬉しい。

オキュルス3号2


オキュルス3号1


他の方の写真もカラーです。


お問い合わせ・ご購入はギャラリー・オキュルス、
Tel 03-3445-5088 E-mail:oculus-a@khaki.plala.or.jp
1000円

現代詩手帖1月号(思潮社)

現代詩手帖1月号


現代詩手帖1月号の詩誌月評欄・担当の白井明大氏が
「イリプスⅡnd」26号(澪標)について言及して下さっています。
私の長い作品も紹介して下さっています。
タイトルの副題に「ーアナイス・ニン「目の旅」に寄せて」とつけてあり、
アナイスの短編を引用しておりますが、
白井氏が仰るように視覚のイメージを重視した作品です。

「イリプスⅡnd」26号はこちらからも購入可能です。
www.miotsukushi.co.jp/newbooks/index.htmlhttp://

「みらいらん」2019winter第3号(洪水企画) 『雫たちのパヴァーヌ』書評

みらいらん3号表紙



雑誌「みらいらん」2019winter第3号(洪水企画)では、
拙詩集『雫たちのパヴァーヌ』(アジア文化社)について、
編集の池田康氏と歌人の江田浩司氏のお二人が
書評を書いて下さっています。
ありがとうございました。


みらいらん3号江田浩司書評


画像は江田浩司さんのもの。
「みらいらん」はアマゾンからもご購入できます。

時里二郎詩集『名井島』(思潮社)・CD「かざぐるま 2」(高橋悠治・波多野睦美・栃尾克樹・時里二郎)

時里3



時里二郎詩集『名井島』(思潮社)。名井島とはない島なのか、それとも名付けることで井戸のように深まる世界(島)なのか、緻密な物語構成で譚という分野を繰り拡げてきた作者の第七詩集では、詩の言葉に音的要素も加わってより自在な感触を与えてくれる。島をめぐる物語としても面白く読めてしまうが、底流には詩言語への問いが多層的に語られていて、言葉として記述することの不確定さや人の記憶の不確実さなど私は思い起こした。詩の言葉のなせる技ではないだろうか。この世も浮き世。そう感じるのは虚構と現実がこの詩集では拮抗しているからであろう。



時里1


望月通陽氏の装幀・装画も味わい深く詩集の佇み方を暗示する。


時里2


また、詩集掲載の作品「鳥のかたこと 島のことかた」を含むCD「風ぐるま2」もお勧めです。


時里5



詩・時里二郎 曲・高橋悠治 演奏・波多野睦美(声)栃尾克樹(バリトンサックス)高橋悠治(ピアノ)。音楽とともにある詩の様態が現われる。声の浮遊が詩の世界感とマッチしていて時里作品を耳で楽しめ、詩を読むことと聴くことの贅沢は嬉しい。


時里4

詩と写真【夜の殻の過敏なところ】

IMG_0318.jpg


だから
近くてとおい
あかい火を
抱えこんで透けていって
たしかにおだやかな海の内部
難破のように
感じていく
静かにかたい楕円の熱の
そのゆるやかな磁場はきっと
保守の薄暗い水分に充ちていて
沈んでいるのか
溺れているのか
不分明な安寧から
逆らう茎の棘はふとく
曲がりながら伸びていく
はみ出すことで他愛ない息をして
少しだけの自由
堪能する夜である




写真 森美千代 詩 松尾真由美

詩と写真【漂流を止めるとき】

IMG_0238.jpg


たった一つの
燃え立つものを
すこしずつ絡めていって
こちらの方へと
さざ波を装うとき
理解も誤解も
当たり前のまばゆい光
そういう病巣をさらすこと
安寧も安穏もどうせ錯誤なのだから
ほらここの地誌
裏の臓腑の
血は乾く


写真 森美千代 詩 松尾真由美

「文芸思潮 第71号 2019冬」(アジア文化社)

文芸思潮71表紙


「文芸思潮 第71号 2019冬」(アジア文化社)が出ました。
第14回文芸思潮現代詩賞発表号でもあります。

選考委員
五十嵐勉・松尾真由美


文芸思潮71評


私の選評を少しだけ紹介します。

新宿紀伊國屋書店などでご購入できます。

詩誌「エウメニデスⅢ 第57号」

エウメニデス57表紙


詩誌「エウメニデスⅢ 57号」が出ました。
表紙写真・芦田みゆき 


エウメニデス57



書き手・高塚謙太郎 広瀬大志 小笠原鳥類 松尾真由美 京谷裕彰 八潮れん 渡辺めぐみ 小島きみ子。

ご購入申し込みは、
小島きみ子さんtwitterDMでも受け付けます。

詩と写真【内側に咲く花の】

IMG_0171.jpg


どこか
遠く
近くにあって
滲んでいく赤の紋様
いくすじもの方位をしめし
秘めやかに脈打つ影の手のひら
忘れることの猶予にまみれて
絶えがたいものなどないと
ただ振り返るときを待つ
寄りそえば
熱を発し
無雑作にあたたかい熾火があり
気づかぬうちに寒気を遮る通路を知らしめ
そのように静かな実と葉の
濃厚な脱色
闇のなかでも
かすかにかがやき
風化のないこと
悦びである



写真 森美千代 詩 松尾真由美

【松尾真由美・森美千代 詩と写真展 「花章」から「雫たちのパヴァーヌ」へ】書肆吉成GATEギャラリー

IMG_0100.jpg


【松尾真由美・森美千代 詩と写真展 「花章」から「雫たちのパヴァーヌ」へ】
於・書肆吉成GATEギャラリー(札幌市中央区南1条西2丁目IKEUCHIGATE6F)


IMG_0102.jpg


展示替えいたしました。


IMG_0103.jpg


開催期間11月20日~2019年1月19日
開催時間午前6時~午後8時
ただ今開催中です。


IMG_0107.jpg


詩と写真が一体となっています。

新詩集『雫たちのパヴァーヌ』書評・「鳥の家の日々」から

IMG_0071.jpg


新詩集『雫たちのパヴァーヌ』(アジア文化社刊)の感想を書いていただきました。
私の作品に寄りそいつつ、
詩的散文で詩を鑑賞するという
素敵な出来事が起こっておりました。

読んで下されば嬉しいです。
「鳥の家の日々」

【松尾真由美・森美千代 詩と写真展 「花章」から「雫たちのパヴァーヌ」へ】ポストカードプレゼント

IMG_0092.jpg


森美千代さんがポストカードを送って下さいました。
展示の期間中、詩集をお買い上げの方にプレゼントいたします。


IMG_0093.jpg


詩集ではモノクロですので、
ポストカードのカラー写真との対比も面白いかもしれません。


IMG_0074.jpg



展示会場は少しクリスマス色に。

【松尾真由美・森美千代 詩と写真展 「花章」から「雫たちのパヴァーヌ」へ】
書肆吉成GATEギャラリー(札幌市中央区南1条西2丁目IKEUCHIGATE6F)
開催期間11月20日~2019年1月19日 
開催時間午前6時~午後8時 

新詩集『雫たちのパヴァーヌ」書評・詩人「瀬崎祐の本棚」

46305682_1190414594446488_510227052314492928_n.jpg


私の新詩集『雫たちのパヴァーヌ』について、
詩人の瀬崎祐さんがブログで詩集の書評を書いて下さっています。
詩と写真の交感を大切に扱って下さっている。
読んで下されば嬉しいです。

クリック↓
瀬崎祐の本棚


松尾真由美新詩集『雫たちのパヴァーヌ』(アジア文化社刊)
90の詩と写真 1600円+税

【松尾真由美・森美千代 詩と写真展 「花章」から「雫たちのパヴァーヌ」へ】於・書肆吉成ギャラリー・森美千代写真カードプレゼント

IMG_0071.jpg



松尾真由美新詩集『雫たちのパヴァーヌ』(アジア文化社刊)1600円+税 
90の詩と森美千代さんの90の写真が入っています。


IMG_0072.jpg


その写真を森美千代さんがカードにして下さいました。


IMG_0073.jpg



いま展示会をしている書肆吉成さんでお買い上げの方にプレゼント。
書肆吉成・札幌市中央区南1条西2丁目IKEUCHIGATE6F

Latest